軽さと通気性で90%以上の満足度、それホント?

唐突な言い方になりますが、私はネット上にあふれている「口コミ」をあまり信じてはいません。説得力に欠けていて信ぴょう性がなく、「この人、ホントに使ったのかしら?」と思うような書き込みが大半だからです。たとえば

「コレ、使ってみたら使用感バッチリ!もっと早く出会いたかった(家電ミキサー)」
「商品の特徴にあったけど、使ってみたら髪の毛がパサついてNG!(シャンプー)」
「他社のより軽くて、着けている感じがしない!(医療用ウィッグ)」

先日、何気なく覗いていた口コミサイトにはこんな書き込みがありましたが、どれも抽象的で、別に使っていなくてもこの程度のことは誰でも書けると思えるものばかりです。しかし中には、その真偽について口コミを手掛かりに探れるものがあります。

私は抗がん剤の治療で医療用ウィッグ購入の必要性にせまられ検索していたのですが、上記にあげたような「軽さ」とか「通気性」については、使っていなくても、“はっきりした重さの表示”や“機能面の理由が写真や図解で説明されていれば”、たしかにそうだとわかるからです。

そこで私は書き込みにあったシルフィという医療用ウィッグのアンベリール社のホームページをたどってみました。そこには確かに、「重さ70g~」という表記があり、理由として「ウィッグの裏表ともにネット構造になっていて、従来のようなシリコンベースではないから」ということも明示されていました。

このネット構造は軽さとともに汗や蒸れを拡散する通気性の確保にもつながっているのだそうです。私はこれまでにいくつもの医療用ウィッグを買い替えてきましたが、そのホームページにあった利用者の満足度は軽さ、通気性ともに90%以上となっていました。満足度が事実かどうかは実際に試着してみないと分かりませんが、抗がん剤治療の日程が決まり次第、オーダーして取り寄せるつもりです。

口コミの上手な利用法は事前に「裏取り」をすること

シルフィという製品の宣伝のようになってしまいましたが、口コミにはこのように“表記上で確認できるもの”と、“使ってみなければわからない内容”の2通りがあります。

私が必要とする医療用ウィッグなどは試着して納得できなければ無料で返送(返却)というシステムを使って返せばいいのですが、シャンプーなどの小物は開封してしまったら返却は不可。結局のところ、不満があっても費用は購入者の負担となってしまいます。そこで私は口コミ利用法において以下の3原則を自分に課しています。

原則1

曖昧で抽象的、誰にでも書ける内容の口コミは参考にしない。

原則2

具体性があり、メリット・デメリットの両方が中立に書いてあるものをピックアップする。

原則3

購入やオーダーの前に、必ずホームページに行って裏取りを行なう。

今後はネットの世界でのショッピング人口が増え、そのぶん、作為的な口コミも増加します。口コミはできるだけ具体性のある詳細な記述のものを参考にして、それ以外の曖昧な表記のモノは参考にしないようにしましょう。