浅くて薄くて、まるで使い物にならないサイトの横行

ネット検索によると、口コミとは人々が発する噂のうち、物事に対する評判を指す造語なのだそうです。

昔はその評判が広まるのに時間がかかりましたが、現代ではインターネットが普及したおかげで一夜のうちに拡散して人々の共有財産となります。ところで現在ネット上にある口コミサイトをそのまま信用して活用している人はどれくらいいるでしょうか。

いまや口コミやランキングはすっかりビジネスの一部となり、ほとんどが作為的に構成されたものです。中でもそれが浮き彫りになっているのが、医療用ウィッグの口コミサイト。

利用者からのコメントはごくわずかで、ランキングと特徴書きがメインになっています。しかも情報量が少なく、内容も浅いので、読み手にとって参考にすべきところは何もありません。

口コミサイトで不思議に思うこと

  • 口コミサイトであるのにランキングと医療用ウィッグの商品紹介がメインになっている。
  • 投稿者のコメントを読むと、いいことばかりが書いてあって、しかも内容が薄い。同じような感謝のコメントばかり。
  • なぜ苦情や厳しい指摘がないのか、首をかしげたくなる。高評価もあれば酷評や批難もあって当たり前なのに。
  • 脱毛で苦しんでいる人なら、フィット感、つけ心地、ズレや蒸れの問題、劣化・耐久性など、もっと詳細でリアルな感情がこもっているはず。
  • 何を根拠にランキングを決めているのか根拠が曖昧。どうみても、脱毛で苦しんでいる人たちの声を集計した結果ではない。

おすすめをランキングするなら根拠を提示して欲しい

自分にあった手頃で良質な医療用ウィッグを苦労して探し当てた人なら、その人の数だけ、違った体験の奥深いコメントが寄せられているはず。

サイトづくりに携わる人たちは、たとえそれが作り物のサイトでも、どこかに患者たちの役立つ奥深い情報を網羅して欲しいと思います。安易に商品に誘導して、それでビジネスモデルを構築しようとするサイトが多すぎます。

口コミサイトで論点にして欲しいポイント

  • 医療用ウィッグとはどうあるべきか。
  • 見栄えと機能性とどちらが大事か。
  • 何を基準に医療用ウィッグを選んだら良いのか。
  • 利用者はウィッグのどんな点に困り、どんなことを要望しているのか。
  • ウィッグメーカーは利用者のニーズのどこをくみ取って商品化しているのか。
  • そもそも適正価格とはどの辺の価格帯をいうのか。
  • 高品質とは具体的に何を指すのか。

医療用ウィッグのようなコアな製品は、明確になっていない謎のポイントがいくつもあります。

ビジネスでサイトを運営するのは仕方ないと思いますが、せめて“苦しんでいる患者たちが活用できる、参考にできるサイト”をつくって欲しいと思います。